よろず屋

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「保育園落ちた日本死ね」騒動を振り返ってみた。

今、あちらこちらで話題になっている待機児童問題。この待機児童問題が明るみになり、騒動となった発端をまとめてみた。

2月15日 「保育園落ちた日本死ね!!!」というブログがネット上に投稿され、ネット上で話題になる。


2月29日  衆議院予算委員会にて民進党(当時:民主党山尾志桜里衆議院議員がこのことを取り上げる。しかし、安倍総理大臣に「(出典が)匿名である以上、事実かどうか確かめようがない」と発言した。またこの時、自民党平沢勝栄衆議院議員より「誰が言ったの」「出典出せよ」などというやじが飛んだ。

3月4日  国会前に「保育園落ちたの私だ!!」「保育園落ちたの僕だ!!」といったプラカードを持った子連れの保護者らによるデモが行われ、ニュースで大きく取り上げられた。

3月9日  ネット上での呼びかけをもとに集められた、保育園の整備及び、保育士の待遇改善を求める署名2万7682人分を、保育園に入れなかった子を持つ親により塩崎恭久厚生労働相に手渡された。

この待機児童問題が起きている簡単に言ってしまえば、お金の問題が大きい。
保育士は他の職種より平均月収が10万円ほど低いといわれており、給料の安さにより仕事を続けていることが困難になってしまいやすい。保育士の資格をもっているものの保育士として就業していないいわゆる潜在保育士が全国で約68万人いるといわれている。これらの潜在保育士へ再度保育士といて就業してもらうためには待遇の改善が必要と言われている。
また保育園は園としての収入も少なく、都心部などでは場所を確保するのも難しい。また、金銭面では問題なく場所を確保できたとしても、近隣住民より騒音等の苦情が出るケースも少なくないのである。

これだけおおきな騒動になっているため、今夏の参議院選にむけて、与野党ともにこの待機児童問題に対する政策を上げてくるだろう。選挙のためでなく、急ぎこの問題に対する対応をしていただきたい。

なお、この騒動がきっかけで名前をあげた山尾志桜里衆議院議員民進党政調会長に就任した。しかしながら、週刊新潮により本人の政治資金問題が発覚した。昨年から今年にかけて男性育休問題を提起しながら、不倫が発覚し男性の育休へ悪いイメージをつけ、男性の育休取得の話をうやむやにしてしまった某与党議員のように、このスキャンダルがきっかけでこの待機児童問題もうやむやにならないことを祈る。まあ、待機児童問題と政治資金問題は無関係なので余計な心配だとは思うが。

この、2月に始まったこの騒動は4月になった現在でも続いている。

なんとかならないの??