NHK連続ドラマ小説『とと姉ちゃん』
4月4日に始まったNHK連続ドラマ小説「とと姉ちゃん」が面白いです。
まず、宇多田ヒカルが歌う主題歌「花束を君に」がとてもすてきです。衝撃的なデビュー当時から歌詞がとても個性的で時代を映していました。今回の「花束を君に」は、宇多田自身も母親になり、静かな雰囲気で語りかける雰囲気の曲でオープニングにぴったりの感じがします。特に初めの歌詞がグッときます。
舞台は浜松だそうですが、染め物を干している櫓が上空から撮影されていてとてもきれいで迫力がありました。ドローンが使われているのでしょうか。
「とと姉ちゃんは」、開始早々、父親役の西島秀俊さんが結核で亡くなってしまいとても残念です。すでに「西島ロス」状態です。
3人の子役がとても演技が上手だったので、一ヶ月くらいはこのままでいってほしかったです。特に長女役の内田未来さんは台詞、表情の作り方がとても自然で良かったです。このドラマの特徴である丁寧な言葉遣いがとても新鮮に映ります。
「当たり前の暮らしがいかに大切か」という父の教えを守って生活して行く姿がとても今の時代でも新鮮に感じます。
「ありきたりの毎日を大切にし、家族のことを頼む」と父に頼まれたことを守り懸命に家族を守っていくありようが、今の時代の希薄になっている人間関係を見直すよい機会になると思います。
これから、また新たな登場人物が出てきますが、脚本家の西田征史さんがどう味付けをしてくかもとても楽しみです。